The story from the time of moratorium

休日はどうお過ごしでしょうか。

久しぶりに土日どちらも、これといった外出をせずゴロゴロ過ごしてみたが、得られた成果は意外に大きい。

このサイトの完成と旅行計画を進めることができた。忙しくないからこそできることで、土日のほんのちいさなモラトリアムはかえって大きな前進を生む。

そんなことはいいとして、写真フォルダを見返すと、昔、wixというサイト作成アプリでドメイン取得、レンタルサーバで自身のポートフォリオサイトを作ったものである

(2年前のサイトだ)

当時は、スマホの画面のようなデザインのサイトを作ってみたい思いが強く、トレンドデザインからかけ離れたサイトを作った。

自分の中では非常に面白いサイトを作れたと自画自賛している作品でもある。(現在は存在しない)

唯一心残りがあるとするならば、アイコンの統一だ。その当時、使えるような無料のアイコンフリー素材がなく、自分でなんとかかき集めて作ったものだ。できるだけ手書き風のアイコンにこだわってみたものの、統一感のない作品が出来上がったものである。

時代を2年先に進めて、現在。やはり自分はデザインのトレンドに乗っかりたくないらしく、オワコンと呼ばれたニューモフィズムデザインのボタンと簡易的な画面遷移のみで作られたシンプルなサイトを作った。

ここには一つの裏話がある。

当初のサイトUIアイディアは「ゲームリックデザイン」だ。(自分が勝手につけてみた)

スマホを触っていると、昔のゲームボーイアドバンスのような感覚がしたのだ。ゲームボーイアドバンスは、画面の下半分で操作をし上半分で操作結果を確認する。スマホはどうだろうか。同様に下半分で操作をし、上半分で操作結果を確認するような構成になることが多い。

(寄り道) 自分のスマホのホーム画面は、左下の方によく使うアプリを並べ、それ以外はフォルダでまとめている。スマホの持ち方と操作のかたちから、これが一番使いやすい

そのように考えてみると、ゲームボーイアドバンスのような画面UIは使いやすく、見やすいものになるだろうと仮説を立てたわけだ。時代に逆行した先進的なデザインを自分は取り入れたかったのだ。

実際は、大きな壁が2つあった。

一つは操作ボタンの大きさだ。

やはり画面タッチとなるとボタンの大きさは非常に重要になる。文字入力のボタンの大きさでさえ押し間違えになるのだから、それよりも大きいボタンが必要になる。これはかえって、サイトのデザインの幅を狭める結果になりそうだと感じた。(実際に作ってみたが、違うとなった)

二つめは情報を掲示するエリアの狭さだ。

時代と共に、エリアを拡大し、今では操作部分でさえ画面となっている現在。わざわざ掲示エリアと操作エリアを分けたUIはなかなか酷いものであった。

もちろん、そのUIの方が適切な場合もあるが、今回は違ったのだ。

みなさん、気づいたであろう。

そう、考えが甘かったのだ。

ただ、その熟考する前に行動して、自身で知見を得ていくやり方は、意外と人生の暇つぶしになる。そう、ここでモラトリアムと繋がってくる。大概、生きているとこのような失敗と試行の過程を繰り返す。そこに幸せと面白さとバカバカしさと、ほんの少しの情熱の種火が生まれてくるのである

と思っている笑

Ty